4月22日 6月までGPIFフィーバー? ドル円ポジション
10時20分現在、ドル円は102.65円付近です。日経平均も45円高と堅調スタート。
イースター休暇の間は株高円安がじりじりと進行、イースター明けの本日からは本格的に欧州勢が参入します。
昨日の貿易収支の大幅赤字と、先日からのGPIFの資産構成見直し(年金資金の株買い増し)と、円安要素満載の環境です。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の行方、6月で決まる。
特にGPIFの株買い増し期待は麻生大臣が6月より本格化(下記では6月に検討開始と修正発言)
麻生氏、GPIF運用見直し「成長戦略改定作業での議論」 市場先走りを牽制 - MSN産経ニュース
また、本日22日付け選出での運用委員会メンバーでは、公的資金の運用見直しを提言したメンバーが参画したこともあって、年金資金の株買い増し期待が高まっています。
田村厚労相:GPIFの運用委員7人を任命、有識者会議から3人選出 - Bloomberg
これより以前には、今年1月のダボス会議では安倍総理が年金資金の投資比率見直しを言明しています。
安倍首相:アジア諸国は軍備拡張の抑制を-ダボス会議で基調講演 - Bloomberg
年金資金については今後の市場テーマになることは間違いないのですが、その賞味期限6月。麻生大臣も発言しているように、
「6月の成長戦略の改定作業が本格化する中で議論されていくことが一番正しい」
これで、6月の成長戦略会議に向けて「年金資金」と懸案の「法人税引き下げ」が大きな2大テーマとなりました。
実現には高いハードル、法人税引き下げの帰趨 | 週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
6月までは期待先行で株高円安進行か
ここで外国勢の動きですが、 単純に考えれば、年金が今後株式を買い進みとあれば、今の内に買っとくかということですが、そこは先読みのまた先読みで、買う前に売って安くなったところを買うかという読みでまずは売り先行もありうる。
ただ基調としては期待先行と日銀も後押ししそうな気配もあるので素直に円安と考えたいと思います。
ただ、年金資金の株買い増しも法人税引き下げも、円安要因としてある程度織り込んでいますので、よもやの後退発言、あるいは安倍政権に暗雲ともなれば一気に円高に動く可能性もあります。
個人投資家としては、押し目押し目で拾っていくスタンスが有効なのかも知れません。
ポジション
現在はノーポジです。102.75売30000を指値注文しています。前述と矛盾しますが、本日は一旦調整売がはいると予想しています。
102.75にいたらず102.50を割ってくるようであれば買い場模索の予定です。